「結婚したいけど、子供いらない」結婚をする上でそのような考えを持っている人向けに「本当に子供がいらないのか」「子供がいらないとしても確認しておくこと」など考えるべきポイントをご紹介します。
目次
子供いらない結婚生活って…?
ひと昔前なら、結婚したら子供を育てることが当たり前でした。しかし近年では、結婚しても子供を望まない夫婦もいます。
子供がいらないと思う理由やメリットなどを考え、子供のいない結婚生活について、考えてみたいと思います。
なぜ子供が欲しくないのか
子供が欲しくないと思う理由から、あえて子供を持たない選択をしている夫婦もいます。
いったいどんな理由で、子供のいない結婚生活を選ぶのでしょうか。
将来的な収入に自信がないから
子供にかかる費用から、考えてみましょう。
調べてみると、大学4年の22歳まで子供を育てる場合、少なくとも2,500万円ほどが必要になるとわかりました。費用には主に、衣食住関連費と教育費があります。
教育費は公立か私立かで前後することもありますが、いずれにしても子供1人を育てあげるには、相当の費用がかかる現実は無視できません。
そのため、収入に自信がないと、子供を断念せざるを得ない場合もあります。
子育ての自信がないから
子育てには、親としての責任も伴います。子育てに自信がないという理由から、あえて子供を持たない選択をする夫婦もいます。
そもそも親になるすべての人が、自信があって子供をもうけるわけではありません。
ただし自信のなさから産まない決断をする場合、自分の親からの虐待など、育ってきた過去が原因となって、子供を持ちたくないと強く思っている場合もあります。
子供が好きではないから
子供が好きではないし、夫婦になっても恋人どうしのような関係で過ごしたいと思うなら、子供を持たない選択をするのも自然です。
また現代では、子供を持つこと以外にもいろいろな人生の過ごし方が選べます。子供を授からなかったとしても、寂しくないと思っている夫婦はたくさんいるのが現実です。
かつてのように、子供を作らなければいけないという概念に、とらわれる必要もありません。
子供がいない結婚生活のメリット
子供がいないメリットも考えてみたいと思います。結婚して子供を産むことが当たり前だと考えられている社会では、子供がいるメリットばかり強調されがち。
子供が欲しくないのに、子供を作らなければいけないの?という複雑な心境に陥ってしまうこともあります。
ここでは、子供がいないメリットも知り、どんな人生になるのかをイメージしてみましょう。
お金と時間を自分たちのために使える
先ほどお伝えしたように、子育てには数千万円のお金がかかります。また、子供がいることで自分の時間が減ってしまう現実も。
子供がいないのであれば、その分のお金や時間を夫婦2人だけで使うことができます。
近年では教育費や税金など、生活にかかるお金が高額になることも珍しくありません。奨学金で、社会人になる前から借金を背負ってしまう学生もいます。
子供がいなければ、子供にもお金で迷惑をかけることがなく、精神的にも自由に暮らせるメリットがあります。
出産のため結婚に焦る必要がない
女性の場合、出産を考えた人生設計をしなければなりませんが、子供を考えていないのであれば、焦って結婚する必要もありません。
つまり、自分の思うタイミングで、結婚したい人と結婚できるメリットがあります。このことから、自分にふさわしい相手を選ぶことができ、結婚生活が恋人時代の延長になりやすい特徴があります。
子供がいると、父親と母親を意識した夫婦関係が求められます。そのため、結婚当初のようなラブラブな生活とは、無縁になってしまう夫婦も多いです。
子供がいらない人が結婚前に確認するべきこと
子供を考えない人生を選ぶ場合、結婚前に確認しておいたほうがよいこともあります。ここではどんな点を事前に確認しておくべきなのか、3つご紹介します。
結婚相手も子供いらなくていいと意見が同じか
結婚相手も自分と同じ意見かどうかは、しっかりと確認しておくべきといえます。
年齢を重ねると、出産や子育てに体力的な負担も伴います。後になって「やっぱり子供がほしい」と言われても、なかなか難しい現実もあります。
お互いに子供がいないメリットを強く感じているかどうかは、話し合っておくべきといえます。
お互いの両親も納得しているか
両親にとっても、孫の顔を見られるのか否かで印象が大きく異なります。自分たちの決断をしっかりと両親にも話して、納得してもらうよう心がけましょう。
子供を持たないことへの反対も想定されますが、両親のために不本意な人生を歩むことは、本当の幸せではないかもしれません。
夫婦としての考えを伝え、自分たちなりに幸せな人生を目指すことを伝えてみてください。
老後のこと含めての決断か
夫婦だけの生活で心配なことは、老後です。
子供がいても老後が心配であることに変わりはありませんが、夫婦だけの場合、どちらかが先に亡くなってしまうと孤独に陥いるリスクが高いです。
どちらかが介護される側になった際、老老介護の現実もあります。また、遺産相続についても調べておき、早いうちから老後の準備をしておくことも大切です。
子供いなくても幸せな結婚生活をおくれる
子供の有無に関わらず、幸せな人生をおくることは可能です。
子供が欲しくない人は、同じように子供がいらないと思う相手結婚をすることで、末永く幸せになれるでしょう。
時には考え方の違う両親と、向き合わなければならないこともあると思います。どのような人生を送りたいのか、明確にしておくことが大切です。