国際結婚に対し憧れを持ちつつも、なかなか踏み出せない人がいると思います。実際に人によって合う合わないがあります。今回はそんな国際結婚を悩んでいる方向けに国際結婚のメリット・デメリットをご紹介!国際結婚を決意する上で参考にしてみてはいかがでしょうか?
目次
国際結婚の現状
国際結婚に憧れる人は年々増えていますが、同時に国際結婚をして離婚する人も増えています。
厚労省の2010年までの調査によると、国際結婚の離婚率は増加傾向。
毎年2万組以上のカップルが国際結婚するのに対し、1年間の離婚件数は1万5196組。
なんと、7割に相当する数のカップルが離婚しています。
結婚をしても、結局離婚。そのようなことにならないためにも、事前に自分は国際結婚を決意して大丈夫なのかメリット・デメリットを見比べて考えていきましょう!
国際結婚のメリット 7選
①祝えるイベントが増える
国によって風習やイベントは違います。
まず国際結婚をする多くのカップルが最初に経験することは、それぞれの国の文化で結婚式を挙げることですね。
めったにない経験、それに結婚式を2回、それぞれの風習でできるのだから2人にとっても大切な思い出になります。
結婚式だけではありません。日本特有の正月などのイベントがあるように、その国だけのイベントがあります。
日本にはない行事も体験できるので、楽しい思い出がどんどん増えますね!
②豊かな愛情表現
日本はなかなか愛情表現をオープンにできないシャイな人が多い文化ですが、
海外がその逆、愛情表現が豊かな人が多いです。
欧米諸国など人目を気にせずストレートに「好き」と言ったり、キスといった愛情表現も日常的に行われています。
お互い愛し合っているんだなと気持ちを知ることができるので嬉しいし、安心します。
こういった愛情表現を日頃からやるのも素敵ですよね
③語学力向上
お互いの母国語は違うので、相手の母国語を話そうとする大きなきっかけにもなります。
語学を習得したいと思っても独学だと大変だったり、語学学校だと費用がかかる…。けど、国際結婚すればパートナーが教えてくれるし、日常的に会話して練習もできます。
自然と語学を勉強する環境がつくれるので、言語習得したい人に国際結婚は一番良い方法でもありますね。
④子供にも恩恵がある
国際結婚をした場合、子供はハーフになります。
幼い頃から2つの文化に触れて入れば、自然とバイリンガルになりやすいです。
文化に許容があり、広い視野で見ることができる。また、2か国語を操れるのはグローバル化が進む社会において大きな武器にもなります。
また、二十歳になれば自分でどちらか国籍を選ぶかを決められるので、将来の選択の幅が広がります。
親になる者として、子供に少しでも可能性のある未来を用意できることは嬉しいですよね。
⑤帰省が一大イベント
帰省するということは夫婦ともに母国も違ければ実家も海外。
実家に帰るだけで海外旅行になるのです。
わざわざホテルを手配しなくても、航空券だけ買えば、長期で安く滞在できます。
その上、現地をよく知っている地元の人(お相手とその家族)がいるため、安心、楽しみながら観光もできます。
帰省で海外旅行を楽しめるのは国際結婚の特権ですね。
⑥日常レベルでの異国文化を経験できる
行事だけではありません。
国が違うことは日常生活も大きく異なります。
生活スタイル、料理…など、旅行だけでは経験できない海外の日常的な文化まで知ることができます。
例えば、日本の場合、お寿司と違って家庭料理の一つである豚の生姜焼きなんてあまり海外では知られていませんよね?
このように現地の人しか知らない料理を知り、作れるようになります。
こういった日々の生活の中でも驚く海外文化の発見が国際結婚をするとあるので、楽しみですね。
⑦他国の国民向けのサービスを受けられる
戸籍は日本国民であるのに関わらず、海外の伴侶がいることでその国の国民向けサービスを受けられる場合もあります。
免税の商品だったり、外国の自国民しか入ることのできないカジノなどの娯楽施設だったり…
海外で結婚生活する時、永住権も手に入りやすいです。また、移住、銀行口座を作る、ビジネスを始めたいと思った時も行動しやすいです。
国際結婚のデメリット 7選
①適応しなければいけない
国際結婚をすることは、どちらかが母国を離れ、食、政治、文化、人間関係の適応をしまければいけません。
文化が異なれば異なるほど毎日が新鮮かもしれませんが、時間がたつと自国の文化が恋しくなりホームシックになることも。
他国で生活していると自国特有の食べ物が気軽に手に入らなかったり、人間関係に煩わしさを感じてしまったり…
結局適応できず、離婚し家に帰る人も少なくありません。
②偏見・差別
海外の人と結婚し日本で暮らす、または海外で暮らすことは少なからず差別や偏見を受けることになります。
「○○の国はナンパを良くするから軽そうな人だ」
「○○の国の人だから行儀が悪い」
といった偏見のこもった目で見られたり、
国によっては肌の色の違いで入店を許可しないなど、差別が激しいことも。
国際結婚をすると他者からの偏見・差別にも耐えなければいけません。
③手続きが大変
国際結婚で一番面倒なことは書類手続きです。
日本人同士の結婚であるのなら婚姻届けを役所に提出するだけですが、国際結婚は何倍も困難になります。
お互いの国で必要な書類があったり、翻訳しなければいけなかったり、婚姻届だけでなく、目的に合わせたビザ申請もあるので、労力、時間もかかります。
一通り終えたとしても一定期間ごとのビザの更新、また子供が出来ると子供の国籍など考えなければいけないので、お互いの国の制度を視野に入れる必要もあります。
④お金がかかる
先ほどメリットで話題にした帰省ですが、
海外旅行としては安くなりますが、帰省だけで考えるととんでもなくお金がかかります。
国によっては十数時間かけ、乗り継ぎします。
家族で帰省だと長期休み。その時期は航空券も高くなるので大金を使う羽目になります。
また、日常生活においても他国で母国の食べ物などをそろえるとなると、現地の物より倍はかかってしまいます。
国内結婚と比べたら、やはりコストはかかってしまうのです。
⑤言葉・文化の壁
いくらコミュニケーションができるからと言っても、言語と文化の違いは大きな壁になってしまいます。
人それぞれ考え方は違いますが、国が変わると、一般的なこと、常識でさえ異なります。
相手の文化の根本的な部分まで理解するのも無理がある。そして、その複雑な違いを異なる言語で伝えようとなると、さらに困難になってしまいます。
また、喧嘩した時、何か大切な話をしなければならない時、自分の奥深い複雑な部分、考えや意見を伝えられますか?
人によっては伝えられず、うやむやになり、ストレスへと繋がってしまいます。
⑥子供の影響
ハーフとして生まれる子供は、日本人同士の子供と比べると外見に違いが出てきます。
アメリカのように国際色豊かな国ならば目立ちませんが、日本だと浮いてしまいます。
肌の色、目の色、髪の色、髪質。そういった違いで注目され好かれることもありますが、周りの子から異質と見なされ、仲間はずれやいじめられてしまうことも。
まだハーフなど異国の血を持つ子供は、日本ではマイノリティなので、この違いに孤独やストレスを抱えてしまう可能性も考慮しないといけません。
⑦親の介護
親も年を重ねると、元気ではなくなり、介護が必要になってしまうこともあります。
そのとき国が違うとなかなか介護をしに行きづらいし、何かあってもすぐには駆けつけられません。
また、親の死に目に会えないのではないかと心配する声も多く、宗教が違うと亡くなった後の葬儀などにも頭を悩ませる人もいます。
話しづらいかもしれませんが、そうなった場合どうするか事前に話しておくべきです。
思い合う気持ちは国境を超える
いかがでしたか?
国際結婚は魅力が多い分、困難なことも沢山あります。
もちろんメリット・デメリットを考えるのは大切なことですが、
何よりも大切なのはお互いに思い合う気持ちがあることです。
気持ちが合えば困難も苦ではありません。
私たちアモーレは国際結婚を考えている方に素敵な出会いがあることを心から応援しています。