再婚相手の条件は再婚した後の生活をおおきく左右する重要な要素。しかしそれは相手にとっても同じこと。そこで今回は再婚する側とそのバツイチの人と結婚する側の両方の視点から再婚の条件の解説をしていきます。
目次
再婚相手に求められる条件とは?
結婚生活未経験の場合は「結婚生活への理想」が強く、夢を見ています。その夢を現実にすべく日々奮闘していく中でも離婚を選択する人は…理想の結婚生活を追い求める人になります。
再婚相手に求められる最大の条件は「初婚での失敗をクリアできるか」になるでしょう。
新たな再婚相手を選ぶときの条件は?
再婚をしようと思ったとき、決して「自分はバツがあるし…」なんて卑屈になってはいけません。そこに負い目を持ちすぎるのであれば決して「幸せな再婚」はできないでしょう。
結婚に上下関係は存在しません。年齢問わず、あくまでも対等な関係になるのが結婚です。再婚でも堂々とすることが大切なポイントになることを忘れないようにしましょう。
また、再婚相手を選ぶに対しては以下4つの条件をクリアできるかどうかを基準にしてください。焦りから、どれかを「なぁなぁ」にしてしまうと「また失敗」をする危険性が出てしまいます。
一緒にいて楽か、楽しいか
まず、最も大切なことが「一緒にいて楽しいか」になるでしょう。相手との性格の相性ですね。また、金銭的な余裕に幸せを感じる人であれば、相手の性格と相性が悪かったとしても…ステータスとゆとりを与えてくれる相手であれば一緒にいて楽しいと感じるケースもあります。
「一緒にいて楽しい」という判断は十人十色、個々の感じ方になりますので、どれが正しいとか間違っているなどの基準はありません。本当に自分が「楽しい」と感じる相手であるかどうかが重要なのです。
離婚歴に対して理解があるか
「離婚していることは知っている」、「バツイチでも良い」というセリフはよく聞きますが、肝心なことは「離婚歴を理解しているかどうか」になります。知っていとかそれでも良いということは、理解しているうちには入りません。
離婚している状況をきちんと把握し、離婚している相手の感情を受け入れる体制があって初めて「理解している」ことになります。
離婚について理解のない相手との再婚は…悪気はなくとも傷ついてしまう相手の言動を目の当たりにし、日常生活の節々で悲しい気持ちになることも多いでしょう。
ゆっくり焦らず付き合ってくれるか
一緒にいても相手が常に「元妻」や「元夫」を気にしてしまいたくなるのが再婚の問題点です。気にするなと言っても、つい気になってしまうのは仕方のないことでしょう。しかし、あまりに元結婚相手のことを考えてしまうようでは結婚をしても「楽しい生活」にはなりません。
どこか嫌味っぽく気まずい雰囲気がしょっちゅう流れる…変な空気の家庭になってしまいます。過去を気にしてしまうとしても、新しい生活を作り出す2人の環境にゆっくりと付き合ってくれる度量がある相手が良いですね。
仕事や年収、家族などのステータス
再婚相手に求める収入や持っている家族のステータスは、正直高ければ高いほど良いと思うのが本音です。誰しも再婚するならば「初めの結婚よりも豊かに幸せになりたい」と願うもの。子供を抱えている場合は特にそうですね。
子供がいない状態であるのであれば、今後の生活で子供ができることを想定した場合にどんな仕事をしていてどれくらい子供に時間を作れるのか…ということも重要視する項目になります。
家族構成や家族のステータスに関しても結婚すればあなたの身内になる事柄なので、最低限、自分たちの生活に支障がない状況が好ましいでしょう。
逆に相手はバツイチの自分の何を条件としてみている?
再婚相手に求める条件があるように、相手もあなたに求める条件があるのは当たり前です。どちらかと言えばバツイチと結婚する初婚の人ほど条件は厳しくなるでしょう。
どんなに再婚したいと思うような人と出会ったとしても、相手の条件をクリアできなければ願いが叶うことはありません。バツイチと結婚をするということは…負い目を感じることはなくとも、現実的に「負担」を抱える可能性もあるからです。
今後の結婚生活において、初めからハードルの高い障害が目の前にあるのであれば、結婚を躊躇してしまうこともあ
るでしょう。
過去のことを引きずりすぎていないか
「過去のことを全く引きずるな、とまでは言わないけど、けじめをつけて目の前の相手のことを思っていてほしい」(33歳/男性)
「前はこうだった」、「前はこんなことがあった」など、最初の結婚のことを何かと引き出したりするのはNGですね。過去の話を持ち出す=過去に捕らわれている証拠。
もちろん、どんな理由があれ最初の結婚を「なかったこと」にすることはできません。楽しかった思い出もあるでしょう。
ただ、良い思い出もトラウマになった悪い思い出も、あまりに引きずっているようであれば、結婚したいと思ってもらえる可能性も低くなります。再婚するのであれば、過去と未来に対してきちんと線引きをすることが必要なのです。
子供がいるかどうか
「必要な費用が変わってくるだけでなく、生活の様子も変わるから重要な要素だと思う。子供がいる場合、連れているかどうかでも変わってくるのでそれも大切なポイント」(36歳/女性)
2人で新生活をスタートさせるにあたり、相手に子供がいるかどうかは生活費用も生活ステータスも大きく左右される項目になります。
相手が初婚の場合、日常生活の中にいきなり子供がいる環境になりますし、引き取っていなくとも養育費を払っている可能性もありますので、それなりの覚悟とお金が必要になってきます。
精神的にも金銭的にも余裕が求められるからです。どちらかが不足している状態では、結果的に不幸な生活になってしまうでしょう。
最も可哀想なのは大人の都合で生活環境が一変する子供です。子供がいる場合には、大人都合だけではなく子供にとっても良い環境になれるかどうかを必ず考えなければいけませんね。
仕事や年収、家族などのステータス
「生活とか働き方とかすべてを左右する要素だから気にする。あと、複雑な事情のある家庭も避けたい」(30歳/男性)
結婚することで、結婚相手はもちろんのこと相手の家庭環境も自分の問題になります。そのため、仕事のスタイルや相手の家族環境も確認事項になります。
特に介護者がいるかどうか。年老いた親の面倒をみる必要がある場合や、家族内に病気などの理由から身体的にお世話が必要な人がいる場合もあるからです。子供よりも大人の面倒を見なければいけない環境の方が…お金を必要とする場合もあります。
年収は多ければ多いほど良いに決まっていますが、結婚することでマイナスが出るような環境を避けるのも条件に含まれてくるでしょう。
再婚相手の条件まとめ
再婚相手の条件としては「背景・環境・金銭問題」が重要視されています。一緒にいたいと感じられる相手に巡り合えた中でも、「2人での再スタート」を考えた際についてくる相手の過去・子供の有無・収入と支払状況・親や親族等、初婚のときには出てこない壁もいくつか出現してきます。
自分にとってのメリット・デメリットをよくよく考えることが大切になるでしょう。最初から難しいと思う気持ちがちらつくのであれば、お互いのために引く勇気も必要ですね。
壁があってもそれでも一緒になりたいと思える相手であれば、それは本物の愛になるでしょう。