h
「結婚したい女のニートだけど、実際に結婚できるの?」そんな「ニート」と「結婚」の二つの問題に頭を悩ませている女性の方向けに「女性ニートを待ち受ける壁」「女ニートが結婚するためにするべきこと」をご紹介します!
目次
女ニートはまだ男より結婚の可能性がある
近年大きな社会問題となっているニートですが、男性と女性では結婚に対する難易度が異なります。その理由は、お相手に結婚相手として受け入れてもらえるか否かということ。
最近では「専業主夫」が珍しくなくなったとはいえ、やはり男性は社会で働き、女性が家事・育児を担うというのが世間一般の認識でしょう。
そのため、女性のニートは努力次第で結婚できる可能性は十分にあるのです。ただし、引きこもり生活が日常化してしまったニートにとって、越えなければならない壁が待ち受けているのも現実です。
女ニートを待ち受ける壁
ニートという存在は、普通に社会生活を送っている人から見ると、いい印象を持たれることはないでしょう。
そもそもニートの定義は、15歳~34歳で働ける状態にありながら、家事や労働をする意思がない人とされています。病気を患って働けないわけでなく、働く意欲がないとなれば現状に甘えていると捉えられても仕方ないのかもしれません。
そんな女ニートが結婚を考えるなら、そのための壁を乗り越える必要があります。乗り越えるべき壁とは何か、具体的に見ていきましょう。
世間的なイメージ
国民には日本国憲法によって定められた三大義務があります。その中の一つに「勤労の義務(27条1項)」という項目があり、生きるためには労働をおこない税金を納める義務があるとされています。
このことからも、社会人となれば自分の時間と労力を仕事に費やすことで対価を得て、経済的に自立することが常識と考えられているのです。
もしかすると、あなた自身もニートになりたくてなっているわけではないのかもしれません。ですが、親や周りに援助を受けることで生活をしている現実に変わりはないのです。
そのため、あなたの心情を理解できない世間の人から良いイメージを持たれることはないでしょう。
許容してくれる男性がいるのかどうか
男性は結婚することで、経済的・精神的に家族を支えるという大きな責任を負うことになります。そのため、男性にとって結婚は、非常にプレッシャーを感じる重大問題なのです。また、男性が結婚相手に求めるのは、一緒にいて心地いい、癒されると思える相手であること。
あなたはそれに相応しい女性でしょうか?ニートとして生活を送ってきたあなたを、受け入れてくれる男性がいるのでしょうか?
例えニートでも受け入れてくれる男性がいるなら、あなたの努力次第で結婚へ繋がる可能性は十分あります。
婚活できる資金があるかどうか
結婚相手を探すには、まず出会いがないことには始まりません。出会いを求めるには次の方法があります。
・友人や親族などに紹介してもらう
・合コンに参加する
・婚活サービスを利用する
友人に紹介してもらったとしても、おつきあいをするならデート費用がかかります。また、合コンに参加するには参加費用が、婚活サービスを利用するなら利用料金がかかります。
これらにかかる資金を持ち合わせているかどうかというのも、結婚を現実にするための壁となる障害要素でしょう。
円滑なコミュニケーションを取れるかどうか
他人と信頼関係を深めるには、相手について知る事は勿論の事、自分の人間性を受け入れてもらう必要があります。それには円滑なコミュニケーションをとることが大切です。
ニートである以上、あなた自身も世間に対して負い目を感じているかもしれません。その負い目が自信のなさに繋がり、他人との関りを自然と拒否してしまうのではないでしょうか。
確かに、人間関係にストレスはつきものです。でも、それはあなたに限ったことではありません。程よい距離感を保ちながら、他人と信頼関係を築くのは誰にとっても難しいことなのです。
女ニートが結婚するためにするべきこと
これまでのことで見えてきた結婚への壁を、乗り越えるにはどうすればよいのでしょう。今まで極力他人との交流を避けてきたあなたが、生涯の伴侶といえる人に出会うには、今の自分を少しずつ変えていかなければなりません。
今いる場所から一歩踏みだして、前に進むためにやるべきこと、次に挙げる6つのことに注目しながら、あなたのペースで始めてください。
社会との関わりを増やす
結婚とは、お相手の生活環境を共有することにも繋がります。職場関係のおつきあいやプライベートでの友人など、結婚して妻となればそれらの人達と関わらないわけにいきません。そのためにも、自分自身が社会と関ることに慣れていく必要があります。
現在ではニートの自立支援に向けて様々な機関が設立され、活動をおこなっています。中でもNPO法人では、全国のニートを対象に共同合宿の場を設けたり、様々な分野の仕事体験の場を設けるなどの支援をおこなっています。
このような場に参加することで、同じ境遇の仲間と共に社会と関わることができます。現状から脱出するためにも、積極的に参加してみるとよいでしょう。
小さなことからでいいから働く
ニートの人がいきなり仕事に就くのは、よい方法とは言えません。まずは、身近で小さな労働から始めましょう。
主婦にとって食事作りや掃除は必須条件。積極的に家事を手伝う事から始めてください。家事ができるようになれば結婚生活への自信にも繋がります。お相手探しの際のアピールポイントにもなりますよ!
また、ボランティアなどに参加するのもよいでしょう。対価を目的とせず人のために働くといのは、自分自身の精神の充足に繋がり、他者に感謝されることで自信がつきます。
自分のためではなく人のためになることを、出来る事から始めることが大切です。
身なりを気にする
他者と関わらない生活なら、おそらく身なりを気にすることもないでしょう。スッピンと部屋着姿が定番になっていませんか?
他人と関わるには、身なりを整えることはマナーでもあります。結婚相手に求められるのは、トレンドを意識した外見ではなく清楚で清潔感のある見た目です。
身なりを整えることで外見が変わるだけでなく、気持ちも明るくなり女性としての自信向上にも繋がります。鏡の前でビフォー・アフターを試してみるのも楽しいかもしれませんよ。
他者に興味を持つ
他人との関わりがない生活では、物事に対して主観的になりがちです。人にはそれぞれ個性があって、考え方も違います。
他人に関心を持ち相手の個性や考え方を理解する習慣をつけることで、自分に相応しいお相手探しが可能になります。
結婚は二人三脚です。相手を理解しお互いを尊重する気持ちがなければ、円満な結婚生活を続けることは難しいでしょう。そのためには、まず他者に興味を持ち相手を理解することから始めてください。
体調管理をしっかりする
ニートは時間に拘束されることがないため、不規則な生活習慣になりがちです。健康の秘訣は規則正しい生活を送ること。
・決まった時間に就寝し起床する
・散歩など体を動かす習慣をつける
・バランスのとれた食事を心掛ける
これらを基本的な生活習慣にすることで健康な体を維持できるでしょう。
生涯を共にするお相手探しには、意外と気力と体力が必要です。心身ともに健康でなければ、婚活をする気力も続きません。根気よく自分に相応しいお相手探しをするためにも、体調管理をしっかりおこないましょう。
自分の要求に見合う女性になる
あなたは結婚相手に何を要求しますか?性格や外見などといった理想があるでしょう。抑えるべきポイントは、結婚は恋愛と違い、現実的に生活を営んでいくということ。それには、安定した収入が必要です。
ニート生活を送ってきたあなたが、家計のためにパート勤めと家事の両立をこなすことができますか?
高収入のお相手と結婚するには、自分がお相手に相応しい女性にならなければいけません。そのために、お相手の職業や趣味を理解し、聞き役となって「この人なら自分を理解してくれる」と信頼してもらえる女性になることが大切です。
具体的に的を絞って、お相手に認めてもらえる女性になりましょう。
結婚したい女ニートの近道は社会復帰
結婚とはお互いを理解し信頼して、同じ歩幅で歩むことです。これまで他人との関りを持たず、周りに依存してきたあなたが、心から信頼関係を築けるお相手に出会うには、社会復帰を目指すのが一番の近道。
社会復帰に向けて支援をおこなっている機関を利用して、仲間と交流するのもよいでしょう。
また、花嫁修業として家事を積極的に手伝い、掃除や料理の達人を目指すのも自信に繋がります。
まずは、勇気を振り絞って第一歩を踏み出してください。