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この記事では、再婚時問題点についてご紹介。再婚時に確認しておきたい、経済面や子供の戸籍、精神面などを解説しています。再婚にするにあたってなにか見落としがないように、一緒に見ていきましょう。
目次
再婚することが決まった…!
再婚が決まると、新しい生活の始まりに期待もふくらむことと思います。
前回の結婚は失敗してしまったのは事実ですが、過去があってこそ今の自分と、新しいパートナーにめぐりあえたのかもしれません。
再婚では、初婚のようなワクワク感とは違い、穏やかな幸せに包まれていると感じる人も多いでしょう。
ところで再婚の場合、初婚の時とは異なる問題も起こりがちです。せっかく再婚できても、「なぜ再婚したのだろうか」といった後悔は避けたいもの。
幸せな再婚のために、再婚時の問題点を確認しておきましょう。
でも、再婚時の問題点って…?
再婚時の問題点に目を向けるメリットは、実際に再婚した時に起こりうる問題点をあらかじめ知り、事前に対策ができることです。
幸せな再婚をするなら、現実とのギャップや再婚への後悔を極力少なくすることが大切です。
このことから、再婚は勢いや感情だけで決めるのではなく、初婚よりも慎重に決意したほうがよいといえます。
では次から、どのような問題点があるのかを見ていきたいと思います。
再婚時の注意したいポイント
問題はポイントごとに分けて、整理していくとわかりやすくなります。1つ1つをチェックしていきましょう。
チェックの際は、相手のことだけではなく、自分にも目を向けてみてください。お互いに問題がないようなら、理想の再婚に近づきます。
離婚が成立しているか…?
再婚をしてから、以前の家庭の問題がふりかかってくると、厄介なことになりかねません。
どんなに相手が運命の人だと感じても、再婚を急ぐべきではないといえます。
離婚が成立しているかはきちんと確認をしておくべきです。離婚裁判に発展しているケースでは判決の有無を、協議離婚では円満な解決に至っているかどうかがポイントです。
自分が再婚の場合でも、以前の家庭のことで相手に迷惑をかけないようにしておきましょう。
経済的余裕はあるか…?
相手の年収、あるいは自分の年収も含めた世帯年収から考えて、経済的に余裕があるかどうかも大切です。
再婚では、慰謝料や養育費などを支払わなければならないケースも否めません。現実的にやりくりできるかは、しっかりと確認しておきましょう。
また、借金の有無もチェックしておくべきです。どんなに年収があっても、出ていくお金が多ければ生活が厳しくなるのは当然です。
生活したら、どれくらいの収入で出費に充てる分はいくらなど、お互いに確認しておいて損はありません。
過去を引きずらない
離婚理由によっては、過去を引きずってしまう人もいると思いますが、再婚を決意したのなら「過去は過去!」と割り切りましょう。
離婚の経験は、これからの未来に役立つはずです。
また、再婚をしたい理由に、孤独が嫌だから・別れた元夫(元妻)を見返すためと思っていると、再婚にも失敗しかねません。
本当に一緒にいたいと思える人と再婚をしなければ、長くは続かないでしょう。
子供の戸籍は…?
子供がいる場合は、子供の戸籍も考えなくてはなりません。
養子縁組をして、法律上の親子関係になるのかそれとも、親子関係にならなくてよいのかという問題です
養子縁組をすることで、再婚相手と子供に新たな権利や義務が生じます。
子供の年齢によっては、再婚する親どうしの問題としてとらえるだけではなく、子供の意思も尊重してあげたほうがよい場合もあります。
子供の精神面
連れ子がいる場合は、子供の精神面にも配慮しなければなりません。子供は、親の離婚から再婚までなんとなくでも見ているものです。
また、心の中に抱えている思いや悩みで、ストレスを抱えてしまうこともあるでしょう。子連れ再婚の場合は、子供の特徴や接し方を話し合うべきといえます。
また、子供の親権が別れた相手にある場合、将来的にどのように関わっていくのかも、できるだけ明確にしておいたほうがよいでしょう。
再婚時の問題点!?子供の気持ちって…?
再婚時の問題点をご紹介してきましたが、子供がいる場合は繊細なケアも必要だということがわかりました。
ここからは、子供の気持ちにフォーカスをあて、どのように対処すべきなのかも考えていきたいと思います。
混乱している
再婚する際に、再婚相手と自分だけで再婚を決めてしまうと、子供にとっては理解しがたい状況になってしまいます。
再婚をする本人としては、再婚までにじっくり時間をかけたつもりでも、子供にとってはこれまでの生活が一変するような事態と、受け取られることも多いです。
そのため、新しい生活になじめないといったストレスを抱えやすくなります。
実の父親や母親に対し、寂しさがある
再婚した相手と、実の父親や母親のように仲良くなるには、相当な時間がかかるといえます。
また実の親と離れて暮らすようになった場合、心の中に寂しさを感じてしまう子供も多いです。
離婚や再婚は、大人の都合によることがほとんどです。子供との時間を長くとるなど、できるだけ子供が、寂しさを感じにくくなるようにしてあげましょう。
自分の居場所がなくなってしまったように感じる
寂しさは放っておかれることだけではなく、再婚相手と実の親の関係から生まれることもあります。
特に、再婚相手と実の親の仲が良すぎると、子供の入る隙がありません。
そのため子供は、居場所がなくなってしまったと感じるようになり、孤独を抱えてしまいます。
再婚時の子供のケアのポイント
生活が変わることへの混乱、寂しさや孤独など、再婚は子供へのメンタル的な負担が生じるのが現実です。
そこで、再婚する際にどのように子供と接したらよいのか、対処法を3つお伝えします。
よく話を聞いてあげる
再婚をする際には、子供の思いもくみ取るようにしましょう。
子供が黙っているからといって、再婚に賛成しているとは限らないのです。再婚するに至った経緯も含め、不安や不満がないかどうかを確認することが大切です。
子供のストレスをためたままにしてしまうと、再婚後に家族関係の問題にも発展しかねません。
再婚相手が(子供を)思ってくれていることを伝える
再婚相手は、子供にとっては他人でしかありません。信頼関係を築くまでに数年かかることも、珍しくないでしょう。
また子供から見て、再婚相手が自分のことをどう思っているのだろうかがわからず、不安になることも。
お互いに心を開かなければ、真の絆が生まれません。再婚相手が、子供のことをきちんと思ってくれていることを伝え、歩み寄るようにしてください。
ムリに実の父親(母親)を忘れさせようとしない
再婚によって、「実の父親や母親と離れてしまって寂しい」という思いを、抱える子供もいます。
また、再婚をしたからといって、すぐに忘れることもできないのが現実です。
時間が解決していく部分もありますので、しばらくは子供の様子を見るようにしましょう。
再婚時の問題点まとめ
再婚する際には、確認すべきことをチェックし、後悔のないようにしておきましょう。
さらに、子供がいる場合は、子供のことも尊重し、できる限りの配慮をするようにしてください。
離婚や再婚は、子供にとっても精神的な負担となる場合も多いです。
再婚理由なども、子供にわかりやすく伝えているでしょうか。状況を知ってもらうことも、子供のストレスを軽減させるために大切なことです。